スウィ−トキャラメル
可知は屋上からでていった。
あたしは隠れている。
元カノは出ていこうとしない…
足音が近づいて来た…
「ねぇ、何盗み聞きしてんの?」
ものすごく低い声がした。
え…?
ばれた?
ってゆうか、人変わってない……?
しゃがんでいるあたしは上をみると、ものすごい
顔で睨みつけている元カノの姿。
「え…?」
「だから!人のことのぞきみしてんじゃねーよッッ」
えぇ〜?
この子こんなキャラなのッッ??
変わりすぎでしょ…
ってか怖い………
年下にびびるあたしって………
「ごめんね、でも悪気はなかったの」
「はぁ?盗み聞きしといてそれはねーだろ!ってかあんたも、幸誠のこと好きなんじゃないの?
前の態度とかでバレバレなんだけど!!」
「えッッ…………」
どうしよう。
ホントの事言うべきかなぁ………
でも言わないと……!
あたし、素直にならなきゃ!
「好きだよ?悪い?」