ヴァンパイアに魅せられて〜絆〜
「連れの非礼を詫びる。だから、その殺気を納めて欲しい」


今まで言葉を発していないハヤテがはじめて口にする。


「……」


「忠告と受け流しては頂けませんか?あなたのお連れの方は、何か特別な魅力をお持ちだ」


一向に殺気を納めようとしないリュートにハヤテは再び口を開く。


「……」


まさかバレてる?


不安な顔を向ければ、肩を抱く力が強くなる。

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