ヴァンパイアに魅せられて〜絆〜
「・・・・ハズレ。と、言うことであんたには血を流してもらう」


そう言って再び剣をミサトに向ける。


「どうして?」


あまりに真剣な頭の様子に、彼が力を得るために自分の血を欲しているのではない気がした。


「・・・お前に話す必要はない」


リュートにそう向けた言葉。


きっと、私には目的を教えてくれる気でいるのがなんとなくわかる。


教えてくれるというよりも、知らざる負えないと言ったところだろう。
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