ヴァンパイアに魅せられて〜絆〜
「あいつには言うなよ」


確定だ。


「心配するな。王位には興味がない」


信じていいのだろうか。


確かに王位に興味がない王子はいる。


国王の息子は母親の身分に関係なく平等に王位継承権が与えられる。


それは国民みんなが知っている事実。


彼にその気がなくても母親がその気になれば彼も気が変わるかもしれない。


「信じる信じないはあんたの自由だけどな」
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