恋なんかはじまらない
痛み
ある日。
あたしがいつも通り学校に行くと、
陽平が1人の女子と楽しそうに話していた。
その女子とは…
「…繭…」
何で陽平と繭が一緒に居るの?
あたしはその場に立ち尽くしていた。
すると、繭があたしに気付き、近寄ってきた。
「あれー、志稀じゃん!
ちょうどよかった!志稀に報告がありまーす♪」
「え…」
何だか嫌な予感がした。
すると、それは見事に的中した。
「あたしと陽平、付き合うことになったんだ♪」