結婚は復讐の為だった…いつのまにか? …
復讐6
細くて綺麗な柚香の生足が見えてきて、清楚な白いショーツが目に入った。
まるびを帯びた腰回り…ウェストはかなり細くてキュッと閉まっている。
マシュマロよりも柔らかそうなふんわりとした胸は、白い下着から心地よさそうに谷間ができていて見えいるだけで触りたくなる。
絹のような滑らかな肌に綺麗な鎖骨…そしてしなやかな首筋…。
違う!
写真の柚香とは全く違う!
柚香の美しさに見惚れながら聖は確信した。
潤んだ目のまま柚香は聖の答えを待っていた。
「…ごめん…」
着ていたジャケットを脱いで、そっと柚香に羽織らせた聖は申し訳ない気持ちでいっぱいになりそっと頭を下げた。
「分かって頂ければ、それでいいです…」
少しほっとした柚香の目は、ちょっとだけ優しくなっていた。
「…あの…」
ゆっくりと顔を上げた聖は、じっと柚香を見つめた…。
「こ…こんな事を言うべきじゃないけど…その…」
何かを言いたい聖だが、もじもじとしていてなかなか言いだしにくいようだ。
そんな聖を見ると、柚香は見たくないものを見てしまったからショックを受けているのだと思った。
「ごめんなさい…。こんな身体、見たくなかったですよね…」
「ち、違う! そうじゃないんだ…」
俯いたままキュッと肩を抱いた柚香。
そんな柚香を見ると聖は…そのままギュッと抱きしめた。
「ごめん…ちょっと言い出しにくくて…」
そう言った聖から何かを感じて、柚香はハッと驚いた。
「…こんなの初めてで…動揺しているんだけど、どうしたらいいんだ? 」
ギュッと抱きしめられた聖から、しっかり感じる元気な聖に柚香も驚き、どうしたらいいのか分からなかった。
「ごめん、本当に…。今まで、こんなに反応した事なくて…」
「…どうしたいのですか? 」
「聞かれても…」
「いえ、頭でどうしたいのかではなく。体でどうしたいと感じてるのか、聞いているのです」
体で?
そう言われても…
動揺した目でふと、柚香の胸の谷間が見えた聖はゴクリと息を呑みこんだ。
触りたい…あの柔らかそうな谷間に…
でもその前に…。
そっと身体を離して、じっと柚香を見つめた聖は、プルっとしている柚香の唇に吸い寄せられるように近づいて行った…。
しかし、唇が触れる寸前で動きを止めた。
少し上目使いで聖を見つめた柚香…。
「どうして、止めてしまうのですか? 」
「だって…しちゃいけないと、思って…」
「何故ですか? 」
何故と聞かれても…。
俺は、復讐する為に結婚しただけだから…。