結婚は復讐の為だった…いつのまにか? …
そっと額をくっつけて来た聖…。
「…愛している…。今更気づく事じゃないけど…。あんな写真見て、何を怒っているのか自分でもわからなかったけど。…あれだけ怒りが湧いてくるのは、お前の事を愛しているから…。他の奴に、盗られるなんて嫌だって思ったから…」
「結婚しようって言ってくれた時。誰よりも、好きだと仰ってくれましたよね? 」
「ああ…」
「その言葉を、ずっと信じていますから。貴方の本当の気持ちに、寄り添ってあげて下さい」
本当の気持ち…。
そう言われると、聖は感じるまま柚香に触れた。
細くて長い柚香の首筋に唇を這わせて…滑らかな鎖骨へ降りて行く…。
清楚な下着をスルっとおろすと、柔らかい柚香の胸に直接触れて…。
マシュマロよりも柔らかい柚香の胸は、そっと触れなくては壊れてしまいそうで儚い…。
可愛いサクランボに触れると、柚香の体がピクっと反応して小さな吐息が漏れてくる。
その感覚がたまらなくて、何度も繰り返しながら、聖の細くて長い指先が柚香の体を優しく愛撫して行く…。
2人共、産まれたままの姿になり重なり合う体から伝わって来る体温が心地よくて、もっと…もっとと求め合った…。
言葉にしなくても「好き…愛している…」その気持ちが伝わって来る…。
キュッと聖の指が柚香の入り口に触れると、ビクン! と、大きく体が反応した。
まだ強張っている柚香の入り口は、清らかな川の水が溢れんばかりに潤っている…。
入口を広げられる度に、柚香の吐息が激しくなり時々声が漏れてくる。
「…柚香…大丈夫だよ。…力を抜いて…」
耳元でそう囁かれると、フッと柚香の力が抜け入り口が柔らかく開いた。
「そう…気持ちいいね…」
ギュッと柚香を抱きしめた聖は、ゆっくりとまだ狭いトンネルの中を進んで行った。
悲痛にも似た吐息が柚香か漏れてきて、聖はもっと強く柚香を抱きしめた。
今まで感じたことがない痛みに、柚香は聖の背中にギュッとしがみ付いて爪を立てていた。
「そのまま俺に捕まっていて…大丈夫だから…」