俺がこの世で一番愛してる人
 少しでも近くにいたくて、また彼女のことを抱きしめる。


「リーベから初めて好きって言ってもらった……。両思いってことだよね。すごい嬉しい」


 彼女もぎゅーと抱きしめてくれて、どんどん愛しさが募る。


「リーベ、顔上げて?」


 キスしてもいいだろうか、と彼女の顔を上げさせる。
 彼女が俺のことを微笑みながらじっと見つめてくる。

 そんな彼女の頬に手をあて、顔を近づける。

 彼女がそのまま俺のことを見てくるので、少し恥ずかしくなり目を閉じさせる。

 そして、彼女の少し荒れた唇にキスをする。

 彼女は驚いたように目を開けた。
 至近距離で彼女と視線が交わる。

 やはり彼女の目は綺麗だ。

 そう思いながらキスをしていると、彼女が頬を染め顔を逸らす。


「ふふ、顔真っ赤だけど、恥ずかしくなっちゃった?」

「……だって、あなたがいきなり、……キスなんてするから」


 顔を赤くし、こちらを上目遣いで見てくる彼女が可愛すぎる。
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