俺がこの世で一番愛してる人
 もっと触れたい。

 キスならいいだろう。

 先程、兄さんが来たせいでしそびれたし。

 顔を近づけると、彼女が目を瞑る。
 最初にした時もそうだが、俺はしっかり目を開けている。
 こんな可愛い彼女の顔を一秒だって見逃したくないし。

 そして、唇を重ねる。
 少し荒れているが、彼女の唇は柔らかい。


「本当に可愛い」


 一度離れてそう呟く。

 そしてもう一度キスをする。

 本当に幸せだ。
 これからも彼女とこうして幸せな思い出を重ねていきたい。
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