となりの席の読めない羽生くん
第4話 メガネ
「今日、メガネ買いたいなって思ってるんだけど…」
週末、葉月は翔馬と出かけていた。
「え、メガネ?葉月って目ぇ悪いんだっけ?」
「んー…見えないわけじゃないんだけど…」
一番後ろの席はやはり黒板が見えづらいと感じることがある。
「正直メガネってあんまり好きじゃないんだよなー。なんかクソ真面目?に見えそうじゃん?」
「え…そうかなぁ…」
あからさまに嫌そうな表情をする翔馬に、葉月は少し戸惑ってしまう。
「あ、でも授業中にかけるだけだよ?普段はメガネしなくても大丈夫。」
「ならいいけど。」
(………)
「あー!葉月、メガネ?かわいい〜!」
休み時間、教室で茅乃が言った。
「一番後ろってちょっと見えにくくって。」
「いいじゃん、メガネしてると葉月って結構知的に見えるね。」
「なにそれ〜メガネしてなかったらどう見えるの?」
茅乃はアハハと笑うと、トイレに行くと言って教室を出て行った。
(メガネ…私もあんまり好きじゃないけど、この間の翔馬くんの反応はさすがにショックだったかも…)
——— なんかクソ真面目?に見えそうじゃん?
(そんなイメージなんだ。)
葉月はチラッと隣の羽生を見た。
(たしかに羽生くんとかも真面目そうに見える…………って…んんん…?)
葉月は羽生のメガネをジーッと見た。
週末、葉月は翔馬と出かけていた。
「え、メガネ?葉月って目ぇ悪いんだっけ?」
「んー…見えないわけじゃないんだけど…」
一番後ろの席はやはり黒板が見えづらいと感じることがある。
「正直メガネってあんまり好きじゃないんだよなー。なんかクソ真面目?に見えそうじゃん?」
「え…そうかなぁ…」
あからさまに嫌そうな表情をする翔馬に、葉月は少し戸惑ってしまう。
「あ、でも授業中にかけるだけだよ?普段はメガネしなくても大丈夫。」
「ならいいけど。」
(………)
「あー!葉月、メガネ?かわいい〜!」
休み時間、教室で茅乃が言った。
「一番後ろってちょっと見えにくくって。」
「いいじゃん、メガネしてると葉月って結構知的に見えるね。」
「なにそれ〜メガネしてなかったらどう見えるの?」
茅乃はアハハと笑うと、トイレに行くと言って教室を出て行った。
(メガネ…私もあんまり好きじゃないけど、この間の翔馬くんの反応はさすがにショックだったかも…)
——— なんかクソ真面目?に見えそうじゃん?
(そんなイメージなんだ。)
葉月はチラッと隣の羽生を見た。
(たしかに羽生くんとかも真面目そうに見える…………って…んんん…?)
葉月は羽生のメガネをジーッと見た。