だから嫌いなんだよ。

部屋に戻ってからお孫さんに贈ってもらったドレスに着替える。
着替え終わってから全身鏡の前に立つとほんとドレスが綺麗だった。ドレスの長さもデザインも良くて、この状況でなければもっと嬉しかった。
メイクも普段より少し派手めにして準備が完了したら忘れ物の確認をしてリビングに行った。

「ほんと似合ってるわね」

「ありがとうお母さん」

「結婚式の時もこんな感じで雅のドレス姿見れるんだな」

と父親に言われ祖父もなんだかそわそわしてる。

「もうこんな時間だし早めに行きましょう」

今日は車で行くことになってるから楽だし、会場につくまでにいろいろ考えられるから嬉しかった。

< 13 / 60 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop