だから嫌いなんだよ。

ハンバーグを3個目食べようとしたところで私はハッとした。
快斗さんのことは嫌いだけど取引先のお孫さんだ。失礼があったら家族と会社が大変なことになる。と考え直して快斗さんの機嫌が悪くならないようにしようと決意する。

「あの、快斗さん」

「ん?」

ハンバーグを食べてるだけでカッコイイとはとんでもないなこの人。

「その…どうして私に会ってみたいと思ってくれたんですか?」

「あー。面白そうだから。
前からあんたのこと知ってたし暇つぶし程度にはなるかなって」

「そうですか…」

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