だから嫌いなんだよ。

実家は閑静な住宅街にあって落ち着くけどなんだか1人で歩くのは怖いし寂しいから早歩きで自宅に向かう。
玄関に着いて鍵を開けたらその音で両親と祖父が出迎えてくれた。

「この時間に3人がいるの珍しいね」

と私が言うと3人は何故か顔を見合わせてる。
なんか変なこと言ったかなと考えていると

「とりあえずリビングに行きましょう」

と母親の奈々(なな)がスリッパを出してくれた。

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