「先生」って呼ばせないで
「おはよう、乃蒼ちゃん。幸せそうな顔して寝てたけど、良い夢でも見た?」
「あ…おはよ…。うーん、まぁ…」
あれ、私今どこにいるんだっけ。
自宅でも学校でもない、見覚えのない視界。
「はっ!ご、ごめんなさい!!寝ちゃった!!」
下敷きにして寝ていたであろう参考書は、開いたままのページがクチャクチャに折れている。
「せっかく勉強会してくれてるのに、ごめんなさい…」
春休みの間に1年生の復習を…と思い、1つ上の先輩、三笠遥斗(みかさはると)先輩に頼んで勉強会を開いてもらっているところだった。
ここは遥斗先輩のお家。
初めてお邪魔したのに居眠りなんて、最低だ私。
「全然大丈夫だよ。続き頑張ろっか」
「はいっ」
「あ…おはよ…。うーん、まぁ…」
あれ、私今どこにいるんだっけ。
自宅でも学校でもない、見覚えのない視界。
「はっ!ご、ごめんなさい!!寝ちゃった!!」
下敷きにして寝ていたであろう参考書は、開いたままのページがクチャクチャに折れている。
「せっかく勉強会してくれてるのに、ごめんなさい…」
春休みの間に1年生の復習を…と思い、1つ上の先輩、三笠遥斗(みかさはると)先輩に頼んで勉強会を開いてもらっているところだった。
ここは遥斗先輩のお家。
初めてお邪魔したのに居眠りなんて、最低だ私。
「全然大丈夫だよ。続き頑張ろっか」
「はいっ」