「先生」って呼ばせないで
これはもしやデートのお誘い…?


私が遥斗先輩に誘われてる?


ほんとにこれは現実??


「あ、空いてます」


「ほんと?その日大会があるんだよね。観に来てくれないかなーと思って」


「えっ、私でいいんですか?」


そういうのって、彼女の枠だよね?


ほんとに私なんかでいいのかな。


遥斗先輩の彼女になりたい人なんて星の数ほどいるのに、私が選ばれていいの?


「乃蒼ちゃんがいい。乃蒼ちゃんに応援してもらえたら絶対勝てる自信ある」


「ほんとにほんとですか??めちゃめちゃ嬉しいです!」


これは、大進歩だよね?


私に好意持ってくれてるって思っていいよね…?


どうしよう、もしかしたら本当に遥斗先輩と付き合えるかもしれない。


憧れのカッコいい先輩と、付き合えるかもしれないんだ…。


今順調にその過程踏んでるよね?
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