「先生」って呼ばせないで
「乃蒼ー、遅れるぞー!」
玄関からお兄ちゃんの声がする。
「今行くー!」
一度自分の部屋に戻って先輩への差し入れを手に取り、玄関へ走る。
差し入れにはクッキーを選んだ。
部員の皆さんで食べてもらえるように、人数分入った大きめの箱を買っている。
「ずいぶん気合い入れてるんだな。友達の試合見に行くだけだろ?」
「んー?まぁね」
お兄ちゃんには友達の試合を見に行くと嘘を伝えて、会場まで送ってもらう約束を取り付けた。
「忘れ物は?大丈夫?」
「うん、大丈夫!」
助手席に乗り込み、クッキーが入った紙袋を抱える。
「じゃ、行くか。久々に乃蒼とドライブだな」
「これドライブなの?」
車で30分くらいの会場に送り届けてもらうだけだけどね。
玄関からお兄ちゃんの声がする。
「今行くー!」
一度自分の部屋に戻って先輩への差し入れを手に取り、玄関へ走る。
差し入れにはクッキーを選んだ。
部員の皆さんで食べてもらえるように、人数分入った大きめの箱を買っている。
「ずいぶん気合い入れてるんだな。友達の試合見に行くだけだろ?」
「んー?まぁね」
お兄ちゃんには友達の試合を見に行くと嘘を伝えて、会場まで送ってもらう約束を取り付けた。
「忘れ物は?大丈夫?」
「うん、大丈夫!」
助手席に乗り込み、クッキーが入った紙袋を抱える。
「じゃ、行くか。久々に乃蒼とドライブだな」
「これドライブなの?」
車で30分くらいの会場に送り届けてもらうだけだけどね。