「先生」って呼ばせないで
遥斗先輩の噂は今年入学する新一年生にも回っていて、すでに大人気らしい。
ライバルは増えていく一方だ。
「別に俺はそんな凄い人じゃないけどね。乃蒼ちゃんこそ、いろんな男に可愛いって言われてんじゃん?」
「そんなの聞いたことないです。おだてても何も出ませんよっ」
「けっこうマジなんだけどな。乃蒼ちゃん、モテるっしょ?」
「まさか」
告白されたこともないし、仲の良い男子すらいない。
友達は同性ばかりで、異性と話すときは緊張して上手くて話せない。
でも、遥斗先輩だけが特別だ。
遥斗先輩とは話してて楽しいし、緊張もしない。
きっと、昔から年上のお兄さんお姉さんに可愛がってもらっていたから、年上とは話せるんだと思う。
それが同い年になったとたんダメになる。
そんなだからモテるはずもない。
ライバルは増えていく一方だ。
「別に俺はそんな凄い人じゃないけどね。乃蒼ちゃんこそ、いろんな男に可愛いって言われてんじゃん?」
「そんなの聞いたことないです。おだてても何も出ませんよっ」
「けっこうマジなんだけどな。乃蒼ちゃん、モテるっしょ?」
「まさか」
告白されたこともないし、仲の良い男子すらいない。
友達は同性ばかりで、異性と話すときは緊張して上手くて話せない。
でも、遥斗先輩だけが特別だ。
遥斗先輩とは話してて楽しいし、緊張もしない。
きっと、昔から年上のお兄さんお姉さんに可愛がってもらっていたから、年上とは話せるんだと思う。
それが同い年になったとたんダメになる。
そんなだからモテるはずもない。