大嫌いなキミに愛をささやく日
素っ頓狂な声を出して、首を傾げた真さん。
次には大きな声で「あっはっは!」と腹を抱えて笑った。
「俺が凛のストーカーだって?勘違いも甚だしいね!」
「で、でも昨日、帰る凜を見てただろ!」
「そうだけどね」
言いながら、真さんはどこから出したか分からないロープで犯人を縛っていた。
犯人を縛って、そして蹴り転がした真さん。
その後――俺と向かい合い、今まで見た事ない真剣な表情になる。
「俺がストーキングしていたのは、君だよ。鳳条煌人くん」
「……は?俺?」
「そう。君だ」
訳が分からなくて、ポカンと口を開ける俺。
そんな俺を見て「鳳条の跡取り息子が、こんなに勘が冴えなくて大丈夫なのかな」と真さんが言いながら、見下した目で俺を見る。
「どういうことか説明しろ……」
「煌人くんの”自分で考えても無駄と悟り、自ら折れてすぐに情報を貰おうとする”、その姿勢は悪くない。
でも、それじゃあゼロ点だね」
次には大きな声で「あっはっは!」と腹を抱えて笑った。
「俺が凛のストーカーだって?勘違いも甚だしいね!」
「で、でも昨日、帰る凜を見てただろ!」
「そうだけどね」
言いながら、真さんはどこから出したか分からないロープで犯人を縛っていた。
犯人を縛って、そして蹴り転がした真さん。
その後――俺と向かい合い、今まで見た事ない真剣な表情になる。
「俺がストーキングしていたのは、君だよ。鳳条煌人くん」
「……は?俺?」
「そう。君だ」
訳が分からなくて、ポカンと口を開ける俺。
そんな俺を見て「鳳条の跡取り息子が、こんなに勘が冴えなくて大丈夫なのかな」と真さんが言いながら、見下した目で俺を見る。
「どういうことか説明しろ……」
「煌人くんの”自分で考えても無駄と悟り、自ら折れてすぐに情報を貰おうとする”、その姿勢は悪くない。
でも、それじゃあゼロ点だね」