大嫌いなキミに愛をささやく日
「凜のご両親は、凜が小学校一年生の時に事故で亡くなった。俺が養子縁組をして……それからは俺が父親で、凛が俺の子供。二人きりの家族だ」
「養子縁組……?」
は?
ウソだろ?
凛の両親が亡くなってる……?
頭が真っ白になる俺とは違い、真さんは淡々と話を続ける。
「俺は14の時から凜のご両親にお世話になっていてね。家出をした俺を、よくかくまってくれたんだよ。
だから凜が生まれた時の事も、よく知っている。赤ちゃんの凜も本当に可愛くて、」
「今度アルバム見せてください!じゃなくて……。すみません、続けてください」
そう言った俺を、真さんは笑って見た。
笑うといっても、バカにするような笑みじゃない。
「養子縁組……?」
は?
ウソだろ?
凛の両親が亡くなってる……?
頭が真っ白になる俺とは違い、真さんは淡々と話を続ける。
「俺は14の時から凜のご両親にお世話になっていてね。家出をした俺を、よくかくまってくれたんだよ。
だから凜が生まれた時の事も、よく知っている。赤ちゃんの凜も本当に可愛くて、」
「今度アルバム見せてください!じゃなくて……。すみません、続けてください」
そう言った俺を、真さんは笑って見た。
笑うといっても、バカにするような笑みじゃない。