大嫌いなキミに愛をささやく日
『凛が変わるきっかけをくれたのは、鳳条くんかな?』

『ブホッ!』



あやうく、カップケーキを喉に詰まらせるところだった……。

そんな反応をした私を、お父さんはニヤリと笑って見た。



『その反応……図星だね?よし、じゃあ分かった!』

『な、何が?』

『今度の日曜日に、煌人くんをウチへ連れておいで。お父さんもお礼がしたいしね』

『うっ……!』



嫌だ!!

煌人を家になんて、絶対に誘いたくない!!

と思ったけど……



『い、嫌だけど……。お父さんのために、頑張って誘ってみる……っ』
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