大嫌いなキミに愛をささやく日
私の本音
次の日。
運動会、当日。
「おーす、凛。泡音ちゃん」
「おはよー鳳条くん」
昨日の高熱がウソだったみたいに、普通に登校してきた煌人。
そんな煌人を見て、私が驚いたのは言う間でもなく……
「え!煌人!?」
「な、なんだよ……朝から元気だな」
「いや、だって!」
昨日、高熱でぶっ倒れたんだよ!?
なんでそんなにピンピンしてんのよ!
「元気そうで良かったよ、鳳条くん~。これで旗手が出来るねぇ」
「おー、もう全快。怖いくらいにな……」
「(執事さん、煌人に何をしたんだろう……)」