大嫌いなキミに愛をささやく日
寝よう、そう。昨日寝られなかったんだし、さっさと寝よう。

そう思って目を瞑ると、ものの数秒で、すぐに眠ることが出来た。


と言っても……



『わー!煌人が私の心臓を握って悪い顔をしてるー!!』



巨人化した煌人に、なぜか私の心臓を握りつぶされそうになるという。そんな最悪の夢を見てしまう。



「やめて、煌人……私の心臓を返して!」

「こいつ夢の中でも俺と争ってんのかよ……」



はぁと、煌人がため息をついたとは知りもしない私。

その後、チャイムと同時に目を覚ました私は、なぜか不機嫌な煌人にジト目で見られるのだった。



*おまけ*



「な、なんか怒ってる?」

「夢の中くらい仲良くしねぇ?」

「え、夢の中に出てこないでほしいんだけど」

「お前ほんとムカつく」

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