正体バラしたらキスするぞ?~悪魔と天使の溺愛は危険がいっぱい~
……昨日から優磨は、私とおばあちゃんが暮らしている家に住むことになった。

優磨のママとパパは、優磨が中学2年生になると同時に海外出張に行くことになった。

まだ中学2年生の優磨をひとりで家に残すわけにはいかない……、という優磨ママとパパ。

それは私のおばあちゃんも同じ意見だったようで、『それなら、うちにおいで』って言ってた。

私と優磨は家が隣同士で、幼い頃から仲良かったから、優磨ママとパパも安心して海外に飛び立っていった。



「ほら。早く起きろ。今日から新学期だぞ」



そう言って私の頭にぽんっと手を置く優磨。

不覚にもドキッとしてしまう。


優磨は私の初恋の人。

今も好き……。

だから、こうやって急に触れられるとドキドキしてしまう。

顔赤くなってるの、バレてないかな……?



「寝ぐせついてるぞ」

「っ⁉」



優磨の一言に私は違う意味で顔を赤くした。
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