正体バラしたらキスするぞ?~悪魔と天使の溺愛は危険がいっぱい~
「もうっ! 優磨のバカっ! 早く部屋から出て行ってよ!」



怒る私に、優磨は面白そうに笑っている。

優磨は私の頭から手を離し、部屋を出て行く。



「制服に着替えて早く朝ごはん食べに来いって、ばあちゃん、言ってたぞ」

「分かったからっ」



私は部屋から出て行く優磨の背中を軽く睨みつつ、ため息をついた。


……はあ。

私ってなんでこんなに可愛げがないんだろう。

もっと素直になれたらいいのになぁ……。


なんて思いつつ、私はベッドから下りるのだった。
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