悪役令嬢は推し神様に嫁ぎたい!〜婚約破棄?良いですよ?でも推しの神様に嫁ぐため聖女になるので冤罪だけは晴らさせて頂きます!〜
「あ……」
足に力が入らなくなり、ガクンとくずおれる。
だが、完全に座り込んでしまう前に力強い腕がティアリーゼの体を受け止めた。
「大丈夫か?」
「ストラ、様……」
神に受け止めてもらうなど畏れ多いと思う反面、労わるように抱きとめてくれるストラに胸がキュンとした。
「ティアリーゼ、様?……っ!」
目覚めたばかりでぼんやりしていたエリーだったが、ティアリーゼの姿を見た途端驚愕の表情になる。
体を起こそうとしてうまく行かなかったのか、肘をつき上半身だけ僅かに上げた体勢で声を上げた。
「ティアリーゼ様! 申し訳ありません!」
「エリー? どうしたんだいきなり。ティアリーゼ様とは……」
フロント氏が娘に近付き支える。
その表情には戸惑いが溢れていた。
「父さん? どうして……いえ、まずは謝罪を!」
状況が分からないながらも謝罪をしようとするエリーだったが、正直ティアリーゼには対応出来る余裕がない。
慣れない治療をしたせいだろうか。
体に力が入らず、頭痛までしてきた。
足に力が入らなくなり、ガクンとくずおれる。
だが、完全に座り込んでしまう前に力強い腕がティアリーゼの体を受け止めた。
「大丈夫か?」
「ストラ、様……」
神に受け止めてもらうなど畏れ多いと思う反面、労わるように抱きとめてくれるストラに胸がキュンとした。
「ティアリーゼ、様?……っ!」
目覚めたばかりでぼんやりしていたエリーだったが、ティアリーゼの姿を見た途端驚愕の表情になる。
体を起こそうとしてうまく行かなかったのか、肘をつき上半身だけ僅かに上げた体勢で声を上げた。
「ティアリーゼ様! 申し訳ありません!」
「エリー? どうしたんだいきなり。ティアリーゼ様とは……」
フロント氏が娘に近付き支える。
その表情には戸惑いが溢れていた。
「父さん? どうして……いえ、まずは謝罪を!」
状況が分からないながらも謝罪をしようとするエリーだったが、正直ティアリーゼには対応出来る余裕がない。
慣れない治療をしたせいだろうか。
体に力が入らず、頭痛までしてきた。