夏と冬のココアはご用心
しばらくは普通だったんだけど、もう何度目かわからない熱があたしを襲う。その熱に抗おうとするけど、無理だ。
「昴さん……!」
昴さんに抱き付き、彼の胸に顔を埋める。昴さんからふわりと漂う石鹸の香りにすら心が揺れ動き、理性をプツリプツリと壊していく。
「美月、顔を上げてください。キスできないじゃないですか」
困ったように昴さんは言い、あたしの顔を両手で包んで強引に上を向かせ、唇が重なる。キスをした瞬間、ビリビリと体に電流が走るような感覚がして、あたしはただ昴さんの服を掴むしかできない。
「昴さん……」
「美月、こっちでゆっくりしましょうか」
昴さんはそう言った後、あたしを抱き上げて寝室へと入っていく。もう何度目かわからない。でも、この感情に抗うことはできない。
あたしの赤く染まった顔を見て、昴さんは狼のようにギラついた目をしていた。
何度も互いに触れ合い、気が付くと、あたしはいつものように昴さんの使っている大きめのベッドに寝かされていた。体がどこか気怠く、声も掠れてしまっている。こうなるのは、もう何度目だろうか……。
「昴さん……!」
昴さんに抱き付き、彼の胸に顔を埋める。昴さんからふわりと漂う石鹸の香りにすら心が揺れ動き、理性をプツリプツリと壊していく。
「美月、顔を上げてください。キスできないじゃないですか」
困ったように昴さんは言い、あたしの顔を両手で包んで強引に上を向かせ、唇が重なる。キスをした瞬間、ビリビリと体に電流が走るような感覚がして、あたしはただ昴さんの服を掴むしかできない。
「昴さん……」
「美月、こっちでゆっくりしましょうか」
昴さんはそう言った後、あたしを抱き上げて寝室へと入っていく。もう何度目かわからない。でも、この感情に抗うことはできない。
あたしの赤く染まった顔を見て、昴さんは狼のようにギラついた目をしていた。
何度も互いに触れ合い、気が付くと、あたしはいつものように昴さんの使っている大きめのベッドに寝かされていた。体がどこか気怠く、声も掠れてしまっている。こうなるのは、もう何度目だろうか……。