10年ぶりの再会は、告白からスタートで。
「色々正直に話してくれるのは、勉強の面でも、こっちとしても対応考えられるし……逆に有り難いよ。……じゃあ、始めようか」
「はい」
橘先生は、私に一歩近づいた。思いの外、距離が近くて変にドキドキする。ドキドキというか、ドギマギというか……。
この先生、距離感近くない……? 私がそう感じてるだけなのかもしれないけど。
そんな風に思って、私は微妙に少し横にずれた。
「君のお母さんから、特に英語が苦手だと聞いてるんだけど……合ってる?」
「合ってます。他も全体的に少しずつ成績は下がってるんですけどね」
話してても、自分が情けないったらない。勉強は頑張ってるつもりなのだけど、最近さらに難しくなってて、私には手に負えくなりつつある。
進学校ゆえの、勉強の難しさがあるのは分かってるけど。
「はい」
橘先生は、私に一歩近づいた。思いの外、距離が近くて変にドキドキする。ドキドキというか、ドギマギというか……。
この先生、距離感近くない……? 私がそう感じてるだけなのかもしれないけど。
そんな風に思って、私は微妙に少し横にずれた。
「君のお母さんから、特に英語が苦手だと聞いてるんだけど……合ってる?」
「合ってます。他も全体的に少しずつ成績は下がってるんですけどね」
話してても、自分が情けないったらない。勉強は頑張ってるつもりなのだけど、最近さらに難しくなってて、私には手に負えくなりつつある。
進学校ゆえの、勉強の難しさがあるのは分かってるけど。