イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 「え、だから、私の名前は紫って書くからパープル。そうか、先生は光が入っているから、スターか。なるほど……そうじゃないよ!」

 ふたりで盛大にため息をつく。

 「俺たちホントに何やってんだろうな。半年もお前とメールしてたのか、俺。馬鹿だろ」

 「先生。確かに先生かも知れない。今思えば医者かなと思うことが結構あった」

 「お前、年齢指定しなかったのか?」

 「したよ」

 「え?俺とお前一回り違うんだぞ」

 「そうだよ。私年上がいいんだもん」
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