イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 「え?」

 「お前の相手は俺で決まりだ。お前はもう彼氏を探す必要はない。早くそいつに断りのメールを入れろ」

 「何言ってんの先生?」

 光琉は紫の松葉杖をつかむと、彼女の腰に手を回し、立ち上がらせた。

 「お前は今日から正式な婚約者だ」

 「え?!」

 「数字的にも相性が良く、生活しても問題ないことはここ一ヶ月で証明された。よし、親父に報告に行こうか」

 「ちょ、ちょっと待って。落ち着いて、先生……」

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