イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
そんなとき、彼があちこち触ってくるので、身をよじって声を出してしまう。
でも、紫は男性経験がないので、最後には怖くなってしまった。
光琉はそんな紫の目をじっと見て、少し待っていてくれている。
「大丈夫か?無理矢理はしない……お前はもう俺のものだから、いつでもいい。お前がいいと思ったら俺に全部くれ」
紫は記憶から最初が痛いけどそれはしょうがないとわかっていた。
そして、目の前の光琉を自分も好きだったんだと気付いた。
彼の愛を今真っ直ぐに感じ、嘘ではないとわかったからだ。
前世の記憶の最後が怖いのであって愛し合っている今ではない。紫は小さく答えた。
「私も本当は先生が好きだったの……でも好きになったらいけないと思ってた。好きになっても大丈夫?これからも私を愛してくれますか?」