イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 ぼーっと考え込んでいる私に、先生が目をこすりながら身体を起こして私の目の前に立つ。
 おでこに手をやり、脈を診る。

 布団をめくって足を確認する。
 まさか、一晩中ついてくれていたのかな?髪の毛寝癖ついてるし。

 「せんせ……」

 「うん?」

 「……ごめんなさい……」

 「……はあ。お前はもう、俺を殺す気か?白髪じゃすまない。はげるどころか、死にそうだ」

 「ふふふ……」

 
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