イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
「そう。じゃ、今日はお前の幸せについて聞いてもいい?」
嬉しそうにしている。例のアプリの件だなとピンときた。そういえば、この間も今度話すと言って何も言ってなかったと思いだした。
「……実はね、アプリの人と会ってみたら驚いたの」
「もしかして、知り合いだった?」
お母さんすごい。どうしてわかるんだろう?
「そうじゃないかと思った。浮かれているわけでもないけど、知らない男の人と初対面で紫だったら緊張感があるかと思ったの。でもこの間は直後だったのにそういう風でもなかったから、知り合いかなと思ってた」
お母さんって何でもわかるんだなー。隠し事できないかもしれない。