イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す

 「篠川君。そうだ、一度昼にでも一緒に食事へ行かないか?」
 
 「もちろんいいですけど、先生大丈夫ですか?」
 
 「そうだな。今日にしようか。誰に後を頼もうかな。ちょっと作戦立ててくるからさ。昼、ここでね」
 
 そう言って、今日の医師のシフトを確認しにホワイトボードを見に行った。

 光琉と昼休みに外の洋食屋へ出かけた。
 彰は驚いた。さすが、光琉先生。店員は顔見ただけで個室を案内した。

 「篠川君。紫は元気だから安心して」
 
 「そうですか。それなら良かった。何もしてやれなくて。きっと傷ついたでしょうね」

 
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