イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す

　
　「ああ。優しい紫は意地悪ナースにいじめられて傷つけられた。少しはあいつらも紫を見習って謙虚に生きて欲しいね」
　
　彰はびっくりした。毒を吐いて、ハンバーグを黙々食べている目の前の人をじっと見つめた。
　
　「あの。もしかして、光琉先生、まさか……」
　
　「ん？」
　
　箸を止めて彰を見た。
　
　「もしかしてなんですけど。違ってたらすみません。紫のこと、好きですか？あ、女としてってことですよ。年離れてるし……」
　
　「そうだな。付き合ってる」