イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
「こんどは脳の写真を撮るか。馬鹿は治せるかねー」
光琉は咳払いをすると、何故か急に真面目な顔をして私の両手を握り話し出した。
「紫。もういいだろ?心配するなよ。お前をおいて他の女を好きになったり、離婚もしない。お前の心配はそういうことだろ?」
私をじっと見ながら話す。
「それから……手紙とプレゼント見つけたよ。最初からこれを渡して出て行けよ。余計な嘘つくな」
「ごめん。時間稼ぎたかったの。できるだけ……」
「まったく。どうして俺はお前を捨てられないんだろうな?普通なら三行半ってとこだ」