イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 「一緒に暮らしたら、光琉先生のその素晴らしい手際を拝見させて頂けるんですよね?ああ、楽しみだわ」

 「本当よね、お母さん。私も楽しみよ」

 光琉はびっくりしている。まさか、母に言い返されるとは思っていなかったのだろう。

 「あ、あの。それはその……」
 
 「先生ったら冗談よ。家事は私がやりますから、子育てをお手伝いしてあげてね」

 母は光琉を笑ってみている。

 「はー。お母さんも人が悪いなー」

 「でも、紫をいじめたら承知しませんよ」

< 298 / 311 >

この作品をシェア

pagetop