イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 紫は嫌な予感がし出した。

 「それって、つまり、いろんな女性と関係を持っていたってことでしょうか?」

 神主は苦笑いをした。

 「まあ、奥さん。探したから見つかったんですよ。しかも年下。中々見つけられないでしょ」

 「……そうでしょうね、きっとたくさんあたってみたんでしょうねえ」

 「おい、余計なこと言うなよ。神主のくせに、俺たちの仲を裂いて楽しいのか?」

 「そんなつもりはありませんよ。私は真実しか話してはいけないんです。嘘はつけませんから……」

 光琉先生は逆上した。
 
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