イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
にらみつけた光琉先生はベビーカーを引いて追いかけていく。
神主は笑いながらふたりを見つめて呟いた。
「もう、どうしようもないんですよ。あなたたちはどうやっても切っても切れない関係なんです。だから彼らは戻っていったんです」
梅の花びらが舞っている。
今日も美しい景色とかぐわしい香りに辺りは覆われている。
何年経っても変わらない景色。
神主は空を見上げたのだった。
完。