イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
「紫。お前の人生はこれからよ。お母さんのようになってはダメ。私のことはいいから自分のことを頑張りなさい」
「ねえ、お母さん。いつから具合悪いの?検査結果は聞いたの?」
「もちろんよ。薬ももらったしもう大丈夫」
「……」
紫は母親の薬を見て、嫌な予感がした。
思い切って、母のカルテを見せてもらうか、病状について先生に聞こうと決心した。
仕事が忙しく、なかなか内科病棟に行く時間がとれなかったが、意を決して夜勤明けに内科へ行った。
そして、事情を内科の看護師長に話してみる。
すると、じっと考えていたが上の許可が必要だと言って、電話をかけにいった。
看護師長は戻ってくると、私を連れて院長室へ行く。