イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 私がドギマギしていると、叔母がクスッと笑った。

 「あら、姪も私と同じ趣味らしいわね。あなたを見て赤くなってるわ。いやね、あなたったら若い子に色気を見せて……」

 私はびっくりして、立ち上がった。

 「す、すみません。初めまして。細川紫です。これから色々よろしくお願いします」

 また、ぺこりと挨拶をする。
 これしか出来ない私。がっくり……。

 「あれ、君どこかあかりに似ているね。目元かな?全体的な雰囲気が似ているんだ。血は争えないね。女の子は父方に似るというが、君に似るということはこれは大変だ。男の人にモテモテだろ?」

 「は?」驚いて目を見張ってしまう。

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