イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 「何のお話しですか?私は看護師さん達に何もしていませんよ」

 「住田さん。私の背中を撫でたり、肩を揉んだり、頬に触ったりしましたよね」

 「そんなことしてないよ」

 藤野先生は黙っている。

 「言いがかりはやめて下さい。訴えますよ」

 私達を睨んでいる。

 「住田さん。あなたのことはナースステーションでは有名ですよ。しかも京介先生も一度注意しているらしいですよね。私を無視して、次は誰がここに来るか分かりますか?院長が来たら、そんなこと言っていられるんですか?病院ってね。結構狭い世界で、あなたの噂が流れたらどこにも入れなくなりますよ」

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