イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
新人は最後に席を後にした。
階段を降りているはずだった。
何故か、身体が宙に浮いて、ドスンと落ちた。
「痛ーい!」
すごい痛み。人生初だった。
見ると足が変な方向へ曲がっている。
京介先生もおじさん先生も眠そうな目で大丈夫?とか言ってる。
私がうつむいて、うなっているのを見て、他の看護師が来た。
「あ、やばい。これ、やばいやつじゃない?」
私の足の向きを見て、冷静に言う。