イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 ふくれている私を見てまた笑っている。

 「強い痛み止めを少し入れてやる。我慢しろ。俺が治してやるから」

 そう言って、頭を撫でてくれる。優しい。上目遣いに先生を見る。

 「……君。どこかで見たような気がしたが、あかりに似ているのか。今気がついた。やはり、姪なんだな」

 小さい声で言う。私をじっと見ている。

 「光琉?紫ちゃんどう?」

 後ろから声がして、叔母さんが姿を見せた。

 「どうもこうもない。さっき言ったとおりだよ。重症だ。まあ、特別に俺が主治医になってやるよ、あかりの頼みだからな」

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