イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
嬉しそうに叔母を見る先生。なんか、年が近いからカップルみたい。
「そうね、光琉大先生。よろしくお願いしますね。私の可愛い姪だから」
そう言うと、叔母は私の顔を上からのぞき込んで言う。
「紫ちゃん。災難だったわね。とりあえず、光琉はいちおう名医と言われているから安心してね。あと、費用のことも大丈夫。それと、お母さんには私から連絡したけど驚いていたわ。ここに入院させるから、お母さんも入院したほうがいいって言ったの。その方が毎日会えるからって。頷いてくれそうよ。とりあえず、週何日かは治療入院させるわね」
「いろいろすみません。治ったら治療費のことはご相談させて下さい」
「もう、紫ちゃん。どうしてそう壁を作るの。お金のこともお母さんのことも心配いらないから。ね?」
綺麗な笑み。本当に美人だなとかこんな時でも思ってしまった。