イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
光琉先生の叔母さんといるときの姿は全然違う。
光琉先生があかりさんを女性として好きだというのは見てるとよく分かるんだよね。こうやって比べると。はあ。
「おい。細川さん、俺の話の返事はどうした?」
「はあ。相変わらずです……お風呂入りたい」
「何言ってんだよ。この骨折で風呂なんてまだまだ先だろ。分かってるくせにナースだろ?」
「……聞き流して下さいよ。心の声ですから」
「紫もいい経験したかもね。自分が患者にならないとナースが本当にすべきことはわからないかもしれない」
「そうかもしれない。でも、医者も同様だと思う。先生も病気になれば患者の気持ちが分かりますよ」