イケメンドクター今世も梅香の君にめぐりあいて再び愛す
 
 「え?」
 
 「知り合いならいいんじゃないか?河田先生のところのお嬢さんなんてどうだ?看護師らしいぞ。紫さんの友達だそうだ」

 「……この間、見舞いに来ていたのにばったり会いましたよ」
 
 「そうか。ならどうだ?美人だろ。あの河田の奥さんに似ているらしいなら相当美人だろ」

 「……あかりのほうが美人です」
 
 「光琉、お前……」

 「それはどうでもいいですけど、彼女は勘弁して下さい。河田と兄弟とか死んでも嫌です」
 
 「なら、他の人を……」

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