恋愛は苦手です。でも恋の神様やってます。
次に目が覚めたときは、自宅の布団の中だった。どうやら私には見張りがついていたらしく、倒れてから自宅までSPの皆さんが色々手配して帰宅したそうだ。
「気づいたみたいね?どう?」
すぐ横に母がいた。おそらく呪いをかけた、張本人。
「大丈夫、寝てれば回復する……。ひとつだけ聞いてもいい?」
どうしても聞きたい。あの呪いのことを。
「あぁ、あれね?」
母は聞いてくるだろうことをわかっていたらしく、話しだした。
「お客様のプライベートだし、やはり言ってはいけないことなのよ。なので関わったすべての人におまじないをしてるの♡」
「おまじない!!?あれおまじないなの!?」
驚く私に母は言った。
「唯ちゃん、それともなにか気づいたの?」
あ、ヤバい。
これ以上掘り返して聞いてはいけない。
なんでもないですとその場は引き下がった。
母はうちの一族の中でも最も力の強い人らしい。そんな母だからこそ、何か色々知っているのかもしれない。
あの鋏以外のことも。
でないと呪いが使えるなんておかしい。
でも、そうすると一体誰に呪い方を教わったのか?祖母は何も教えなかったと言っていたし……?
どういうことなんだろうか?闇が深いのか朝倉家。
まあ考えても仕方ない。
きっとそのうちわかると思う、だって私は今当主なんだから。
そんなことを考えながらスマホを手に取った。世那、どうしたかなぁ?悪いことしちゃった……。
って!なにコレ!
世那からのメッセージがいっぱい!
『体調大丈夫か?あの後唯んちの車がすぐカフェまで来てさ。救急車などは大丈夫です、って言われたんだけどほんとに大丈夫か?』
『返事がないってことはまだ寝てるのか?』
『起きたら大丈夫かどうかだけでも教えてくれ!』
……などなど。
ヤバい、めっちゃ心配かけてる。
とりあえず返信するか……。
『ごめん今目が覚めた。貧血かなぁ?寝不足もあったかも、また明日話そう。』
当たり障りのない内容を世那に送った。
……5秒後!
ぴろん。
世那からのメッセージだ。
あいつ早いな返しが。
『よかった、無事ならいいんだ。今日はもうゆっくりしておけよ!また明日。』
いつもはチャラチャラした感じで話したりメッセージ送ってくるのに、今日は随分とまたまともだな?
そんなことを考えながらスタンプを押してスマホを置いた。
「気づいたみたいね?どう?」
すぐ横に母がいた。おそらく呪いをかけた、張本人。
「大丈夫、寝てれば回復する……。ひとつだけ聞いてもいい?」
どうしても聞きたい。あの呪いのことを。
「あぁ、あれね?」
母は聞いてくるだろうことをわかっていたらしく、話しだした。
「お客様のプライベートだし、やはり言ってはいけないことなのよ。なので関わったすべての人におまじないをしてるの♡」
「おまじない!!?あれおまじないなの!?」
驚く私に母は言った。
「唯ちゃん、それともなにか気づいたの?」
あ、ヤバい。
これ以上掘り返して聞いてはいけない。
なんでもないですとその場は引き下がった。
母はうちの一族の中でも最も力の強い人らしい。そんな母だからこそ、何か色々知っているのかもしれない。
あの鋏以外のことも。
でないと呪いが使えるなんておかしい。
でも、そうすると一体誰に呪い方を教わったのか?祖母は何も教えなかったと言っていたし……?
どういうことなんだろうか?闇が深いのか朝倉家。
まあ考えても仕方ない。
きっとそのうちわかると思う、だって私は今当主なんだから。
そんなことを考えながらスマホを手に取った。世那、どうしたかなぁ?悪いことしちゃった……。
って!なにコレ!
世那からのメッセージがいっぱい!
『体調大丈夫か?あの後唯んちの車がすぐカフェまで来てさ。救急車などは大丈夫です、って言われたんだけどほんとに大丈夫か?』
『返事がないってことはまだ寝てるのか?』
『起きたら大丈夫かどうかだけでも教えてくれ!』
……などなど。
ヤバい、めっちゃ心配かけてる。
とりあえず返信するか……。
『ごめん今目が覚めた。貧血かなぁ?寝不足もあったかも、また明日話そう。』
当たり障りのない内容を世那に送った。
……5秒後!
ぴろん。
世那からのメッセージだ。
あいつ早いな返しが。
『よかった、無事ならいいんだ。今日はもうゆっくりしておけよ!また明日。』
いつもはチャラチャラした感じで話したりメッセージ送ってくるのに、今日は随分とまたまともだな?
そんなことを考えながらスタンプを押してスマホを置いた。