恋愛は苦手です。でも恋の神様やってます。
「おはようございます、唯様。」
今日も全員90度……これからずっとこのまんまなのかしら??
朝からガックリしている私を見てコトさんが話しかけてきた。
「唯様、朝倉家当主としての初仕事ご成功おめでとうございます。もう……嬉しくて嬉しくて……。」
またか。
そんな泣かないで!皆の涙には弱いのよ私!
「ありがとうコトさん。まあなんとかなったけど……あ、コトさんてもしかしてお母さんが当主になったときのこと覚えてる??」
長年我が家に勤めてくれているコトさん。むしろ私よりこの家のことを知っている、いやむしろ知り尽くしているはずだ!
「勿論昨日のことのように覚えております……みやび様は……っ!!!!」
いきなり話が止まったと思ったら、コトさんをニコニコ顔でじっと見ている母が!!!
「おはよう、唯ちゃん♡昨日はお疲れ様。」
この笑顔が怖い。
「おはよう、お母さん。」
そしてそそくさとコトさんは私達の前から消えていった……。
(色々聞きたかったのになぁ……。)
はぁ……とため息をつきながら通学路を歩いていた。今日も誰彼構わずおはよーおはよーという元気は、ない。
いつになったら通常運転の私に戻れるのであろうか?
「こりゃきっついなぁ……。」
「何がきついって??」
いきなり真ん前に顔を出してきた、世那だ。
「うぁっ!!!!!……ってまたセナか!まったくもー驚かさないでよ!」
「驚かしてないよー、唯が今日もまたおかしいからさぁ!心配してんのよ俺!」
ちょっとくねくねしながら心配をアピっている。
「それはありがとう……まあ、だいじょぶよ、しばらくしたら慣れるはずだから。」
「慣れるって、何に慣れるのさ?」
当主になったって、名ばかりで仕事は学業を卒業してからだと思っている世那。
まあそりゃそうだよね、占い師なんて特殊過ぎる。しかもこれ占いなのか!?ってゆーレベルだし…。
「いや、まあ昨日の話よ。今朝もみーんな!私にちょっと距離置いて挨拶されちゃってさー……。」
こっちが寂しいのも事実。
我が家は古くから伝わる家だけど、使用人との垣根は低い。皆、挨拶したらおはようございますから始まって昨日のテレビの話とかしちゃってたりしてたもん。
「そうかぁ……。久々に唯んち遊びに行こっかな?俺。」
「え!!!?」
今遊びに来られると、まずい気がする。
突然仕事が入ったら準備も必要だし。
そんな困った顔をしている私を見て世那は言った。
「困らせちゃったか……ごめんな!じゃあまた茶でも飲みながら語るか!」
ヤバい、気を遣わせた。
でも今は甘えておくか……。
「ありがとう、そうしてもらえると助かる。また帰りにお茶しよ、わたしもセナと話したいし。」
「遂に唯も俺の魅力に気づいたか!?」
「いやそれはないな。」
そんな話をしながら、また放課後にと約束をして教室に向かっていった。
さて、頑張らないと。昨日の夜遅かったからなあ……寝ませんように。
今日も全員90度……これからずっとこのまんまなのかしら??
朝からガックリしている私を見てコトさんが話しかけてきた。
「唯様、朝倉家当主としての初仕事ご成功おめでとうございます。もう……嬉しくて嬉しくて……。」
またか。
そんな泣かないで!皆の涙には弱いのよ私!
「ありがとうコトさん。まあなんとかなったけど……あ、コトさんてもしかしてお母さんが当主になったときのこと覚えてる??」
長年我が家に勤めてくれているコトさん。むしろ私よりこの家のことを知っている、いやむしろ知り尽くしているはずだ!
「勿論昨日のことのように覚えております……みやび様は……っ!!!!」
いきなり話が止まったと思ったら、コトさんをニコニコ顔でじっと見ている母が!!!
「おはよう、唯ちゃん♡昨日はお疲れ様。」
この笑顔が怖い。
「おはよう、お母さん。」
そしてそそくさとコトさんは私達の前から消えていった……。
(色々聞きたかったのになぁ……。)
はぁ……とため息をつきながら通学路を歩いていた。今日も誰彼構わずおはよーおはよーという元気は、ない。
いつになったら通常運転の私に戻れるのであろうか?
「こりゃきっついなぁ……。」
「何がきついって??」
いきなり真ん前に顔を出してきた、世那だ。
「うぁっ!!!!!……ってまたセナか!まったくもー驚かさないでよ!」
「驚かしてないよー、唯が今日もまたおかしいからさぁ!心配してんのよ俺!」
ちょっとくねくねしながら心配をアピっている。
「それはありがとう……まあ、だいじょぶよ、しばらくしたら慣れるはずだから。」
「慣れるって、何に慣れるのさ?」
当主になったって、名ばかりで仕事は学業を卒業してからだと思っている世那。
まあそりゃそうだよね、占い師なんて特殊過ぎる。しかもこれ占いなのか!?ってゆーレベルだし…。
「いや、まあ昨日の話よ。今朝もみーんな!私にちょっと距離置いて挨拶されちゃってさー……。」
こっちが寂しいのも事実。
我が家は古くから伝わる家だけど、使用人との垣根は低い。皆、挨拶したらおはようございますから始まって昨日のテレビの話とかしちゃってたりしてたもん。
「そうかぁ……。久々に唯んち遊びに行こっかな?俺。」
「え!!!?」
今遊びに来られると、まずい気がする。
突然仕事が入ったら準備も必要だし。
そんな困った顔をしている私を見て世那は言った。
「困らせちゃったか……ごめんな!じゃあまた茶でも飲みながら語るか!」
ヤバい、気を遣わせた。
でも今は甘えておくか……。
「ありがとう、そうしてもらえると助かる。また帰りにお茶しよ、わたしもセナと話したいし。」
「遂に唯も俺の魅力に気づいたか!?」
「いやそれはないな。」
そんな話をしながら、また放課後にと約束をして教室に向かっていった。
さて、頑張らないと。昨日の夜遅かったからなあ……寝ませんように。