イケメン外科医が激しく寵愛してきます。【メイン更新中】
私が奇声を発したことで久我先生の美しい寝顔は一変、目を見開いて私を捉えた。
ごくりと息を飲み声を発する。
「な、なんで久我先生がいるんですか? ここどこなんです?」
久我先生は鋭い眼差しを私に向ける。そして、「何も覚えていないのか」とでも言いたそうな表情を向けた。
「ここは俺ん家だ。おまえ、五十嵐《いがらし》と飲んでただろうが」
そうだ。私は五十嵐先生と仕事終わりに飲んでいたはず。なのに、なんで久我先生といるの?
意味が分からず、ますます脳が「?」を独占していた。
「は、はい。そうですね……? なんでそれを?」
「ふざけんな。べろべろに酔っぱらってるところを介抱してやってんだぞ……で? 俺がなんだって?」
「…………え?」
「言ってただろ? 五十嵐に、俺の愚痴」