離婚を決意したはずが、スパダリ社長の独占愛によって離してはくれません!
泣いてても車はどこかに向かっていたみたいで泣き止む頃には彼の目的地へと到着したのか停車する。
「じゃあ、早速行こうか」
「えっ、あの、どこに?」
彼は人差し指を立てて口元に持っていくと「ナイショ」と言われて促されるまま降りると彼の後について建物に入った。
そういえば、この人の名前聞いてないじゃん! 名前、聞かなきゃ……というか名前も知らない人について来ちゃいけないでしょう、私。